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「この朝顔は夏が終わっても咲くんだ」 苗を持って来た者は言った 「冬んなって、年越しの頃になっても咲いてる、 俺んちのはそうだ」 そんな馬鹿な・・・綾女は思ったけれど、 心からの贈り物に難癖は付けられない 「それはすごいね！」 ・・と言って帰した この夏は長く厳しかった 朝顔のツルも葉も黄ばんでいる PR |
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大樹に絡みついたツルにも ポツ、ポツ、と青い花が開き始めた 青い花を咲かせる大樹のように見える 召集ラッパの青い朝顔は 限りなく広がり続ける |
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大輪の青い朝顔が、綾女の家の屋根を飾り、 異形の者たちを喜ばせた 「オレたちの花が咲いた！ オレたちの花が咲いた！」 長いこと虐げられ、影のように生きてきた彼らにとって、 それは久しぶりに咲いた希望の花だったのだ ★最新星報 『脳天羊気』http://amba.to/O3PZM0 |
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梅雨明けて 青い花が１つ、＠、２つ、＠＠、咲き始めた ラッパのように大きく開いた朝顔は＠ 朝の内は青く＠ 日が傾くにつれ赤味を帯びて紫になった 綾女は早朝の青々とした花の色が気に入った ～～～＠＠＠～～＠＠～ |
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「あやめせんせい、カボチャ煮たよ、 たくさん煮たから持ってきた」 初めて綾女の元を訪れた異形の者、 老妖が折りにふれ、訪れる 「朝顔、ツルが伸びるねぇ」 綾女は答える 「うん、こんな梅雨の晴れ間には、 日に二、三寸も伸びるかと思うよ」 「あやめせんせとこの朝顔が見えれば、みんな喜ぶ、 上に上に高く高く巻きつかせてね～」 老妖は顔をクシャクシャにして笑う ☆最新星報 『火星☆天秤座☆in』http://amba.to/OL262y |
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